「人と動物との絆」連絡帳 2012年1月号 No. 57
〜〜「口の中」編〜〜
口が臭い、口の周りがいつもと違う、堅いドライフードやオヤツを食べるとき
何か食べにくそう、よだれが多いなど・・・こんな時は、口を大きく開けて、
その中をのぞいて見ましょう。
「歯や歯の周り」に異常がある、または「唇(くちびる)、舌、口蓋(こうがい)
−口の天井の部分−」に異常があるかなどをチェックして下さい。
「歯の一部あるいは全体が黄色、土色、茶色、こげ茶色、黒色などに見える」
「歯の周りの歯肉が赤くなっている」場合は、歯や歯肉の病気です。

「歯ではなく、それ以外の部分に異常がある」場合は、口の中のただれ(炎症)
(バイ菌、ウイルス、カビの類)、歯肉のはれものや癌(がん)、口蓋のはれものや
癌(がん)、生まれつき口蓋がうまく出来上がらなかった、口の中のはれものや
癌(がん)、舌の病気などいろいろな可能性があります。その他、皮膚のただれで
口の外側に異常(唇の外側)があることも。
口の中や口の周辺だけの問題ではなく、他の症状を伴った場合は、体の重大な
問題によって、口の中や口の周辺に変化が表れるものもあります。たとえば「口の中が
黄色く見える」場合(白目や毛の生えていない場所の色も確かめてください)、重い
肝臓病(かんぞう)や胆道(たんどう)の病気による黄疸(おうだん)が考えられます。
また、「口の中が白っぽく見えたり、青白く見えるもの。元気がなく息切れがする」の
症状がある場合、何らかの原因で貧血になっている可能性も。
以上のように「口の中やその周辺」をよく観察することによって、体の中でどの
ような変化が起こっているかある程度推測できますが、最初に他の病気の有無を明らかに
する必要があります。全身の診察(身体一般検査)と必要に応じて血液、尿、便の
ルーチン検査、X線検査やその他の検査を受け、正確な診断、治療をしてあげてください。
下の写真は、歯石除去・歯のクリーニングを行った前後です。比べてみてください。
口の中に見えるチューブは全身麻酔のための気管チューブで、麻酔器につながっています。
歯石がたくさん付着しています(術前)
歯石を取り除き、ポリッシングをしました

